家を売却するときは、購入希望者に家の中を見てもらう「内覧」という工程があります。
相手からすれば大きな買い物なので、内覧時にいろいろな場所や状態を確認したいと思うものです。
つまり、内覧で良い印象を与えられるかどうかで、売却の成功を左右すると言っても良いくらいです。
そこで今回は、家を売却する際の内覧前にやるべき準備や当日の対応方法と注意点をご紹介します。
家の売却で内覧前にするべき準備とは
内覧で重要なのは、貴重な1回を逃さないことです。
内覧は一般的に5～10件の予約が入ると、成約に至るとされています。
つまり、内覧を１回断ると売却チャンスを１回逃したことになるのです。
そうならないためには、日中の時間帯に内覧予定を立てて「スケジュール調整」をするのがおすすめです。
相手の都合に合わせて、１回のチャンスを逃さないように準備しましょう。
また、生活感が伝わると内覧者の購入意欲が減少する可能性があるので、掃除を徹底しておこないましょう。
綺麗に整頓された部屋と整頓されていない散らかった部屋であれば、前者のほうが好印象です。
そして、中古の家であっても新築のモデルルームのように、インテリアにこだわるのがおすすめです。
プロの仕事をそのまま真似するのは難しいですが、ラグやカーテンで統一感を出し、観葉植物や花で清潔感をアピールできます。
お金をかけずにインテリアにこだわれるので、試してみましょう。
ついに内覧当日！正しい対応とは
正しい対応として、まずは内覧者のためにきれいなスリッパを用意しましょう。
スリッパがないと不快に感じる人もいるので、不動産会社の担当者・内覧者のスリッパを多めに準備してください。
また、部屋を明るくすることも重要です。
当日は家中の照明をすべて点けてカーテンも開けて日の光をとり入れましょう。
窓ガラスもきれいに拭き掃除をし、くもりや汚れがない状態にします。
そして内覧者からの質問にはきちんと答え、自分からアピールポイントを簡単に説明しましょう。
たとえば近くのスーパー、公園のことなど魅力的に感じてもらえる内容でアピールをします。
内覧の対応で気を付けたい注意点とは
内覧のときは「ここに住みたい」と思ってもらえるように、部屋を魅力的に見せる必要があります。
生活感が見えてしまうと、将来ここに住むイメージが湧きにくくなります。
また、積極的にアピールするのは逆効果なので気を付けてください。
簡単に魅力的なアピールポイントを伝えるだけなら良いですが、内覧者にずっと付いて案内するのは良くありません。
最後の注意点は、内覧者から「この家具を付けてほしい」などと言われたとき「良いですよ」と不確実な口約束はしないでください。
後々になって「そんな話はしていない」と、トラブルになる可能性があります。
まとめ
家を売却するときには、まず内覧をしてもらいます。
内覧前には、スケジュール調整や掃除などの準備をしましょう。
内覧当日は、部屋を明るくしアピールポイントを簡単に伝えられるくらいの対応をします。
内覧の対応時に気を付けるべき注意点も参考にして、内覧そして売却を成功させましょう。
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e.cubed メディア 担当ライター
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