賃貸物件を借りるための契約を行うときに「重要事項説明書」により重要事項の説明が行われます。
重要事項説明書は、賃貸物件に関する重要な情報が書かれているので、説明をよく聞いておく必要があります。
この記事では、重要事項説明書に書いてある内容、また注意すべきポイントについて説明します。
賃貸物件の重要事項説明書に記載されている内容とは
重要事項説明書については、宅建保有者から賃貸物件の借り主に対して説明するように決められています。
借り主本人に説明しなければならず、同居者や知人への説明では不十分となります。
なお対面での説明でも、オンラインでの説明でも構いません。
重要事項説明書には、契約の内容、賃貸物件の詳細、取引条件、その他の事項が書かれています。
主に以下のような内容が記載されています。
●貸し主と借り主について
●宅建取引業者
●登記内容
●アスベストの有無
●水道やガスの種類
●契約期間
●契約内容
●敷金について
●その他の補足内容
●注意事項
重要事項説明書には、何を記載するか決められています。
借り主としては、家賃や敷金、契約期間、電気やガス、契約解除について、ペットの飼育や楽器の演奏などは可能かといったことを確認しておくといいでしょう。
重要事項説明書に記載している内容は、そのまま契約に適用されます。
不明点があれば、説明の際にきいて明確にしておくといいですね。
重要事項説明書で注意すべきポイントとは
重要事項説明書には契約に関する重要な内容が書いてあるので、しっかりと説明を聞き不明な部分は確認しておきましょう。
まずは敷金と家賃を確認して、それ以外に必要な費用なども確かめます。
鍵交換費用、クリーニング代、手数料などさまざまな費用があると思いますが、よく確認して不要な費用が含まれていないか見ておくとあとから心配することもありません。
また、契約解除はどのように行うのかも忘れずに確認します。
通常は退去の1ヶ月前に契約解除の申し出となっていることが多いですが、いつまでに申し出なければいけないか事前に把握しておくことで、あとから余計な家賃を支払わずに済むでしょう。
その他の規約についてもしっかりと確かめてください。
楽器演奏はできるか、ペットは飼えるのかなど物件ごとにルールがありますので確認しておきましょう。